スポンサーリンク

いつまでも実家暮らし|こどおじ(子供部屋おじさん)問題の現実

「こどおじ」が社会問題化?いったいどういうこと

「子供部屋おじさん」通称「こどおじ」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。

これは、成人しているにもかかわらず、実家の子供部屋に住み続ける男性を揶揄した言葉です。

2014年頃から2ちゃんねるの中で使われ始めたネットスラングです。

スラングなので何歳からが「子供部屋おじさん」と呼ばれるかの厳密な定義はありません。

あえて定義づけするなら「実家の子供部屋に住み続ける中高年の独身者」でしょうか。

中高年も微妙な言い方ですが、一般的には40歳代から50代半ばくらいです。

面白いのはこの中高年という言葉、国の機関によってもその年齢分けはさまざまで、例えば高齢者雇用安定法のなかでは「45歳以上65歳未満」と定義されていますし、内閣府の調査資料のなかでは「40歳から64歳までの層を中高年」とされています。

いずれにしろ、この「こどおじ」が社会問題として取り上げられることが増えてきました。

何が問題なのかは実は私的にはわかりせんが、社会一般的には「こども部屋おじさん」の中でも働かずに、つまり収入がない状態で実家に住み続け、親に依存している人たちが増えてきているということです。

実際、私の友人のなかにも50代・独身で実家に住みつづけている人もいますが、サラリーマンで会社内での地位もあり、収入もそれなりです。

こういう人たちを一括りに「こどおじ」と呼ぶのはどうかな、と思いますが、本人も自虐的に自分のことを「こどおじだから。」と言ってます。

それではまず、「こどおじ」の経済的な側面に目を向けてみましょう。

総務省の「親と同居の未婚者の最近の状況」(最近と言いながら2016年ですが)によると、45歳から54歳の親と同居の未婚者数は総数で158万人(男性101万人、女性57マン人)。うち①完全失業者は10万人、②無就業・無就学者15万人、③臨時雇い・日雇い者数は6万人となっています。

①+②+③(31万人)については男女別の資料はないので何とも言えませんが、総数の男女比をそのまま当てはめると、男性が約20万人、女性は約11万人となります。

総務省資料「親と同居の未婚者の最近の状況(2016)」

つまり「こどおじ」と呼ばれる人101万人のうち定職についている人は81万人となります。(私の友人もここに入ります。)

こどおじ」の一般的なイメージである「中高年のニート」という印象とはだいぶ、かけ離れたものになります。

一般的にニートと呼ばれる層は②の無就業・無就学者です。(この定義は「就業、通学、家事のいずれもしていない」となります。

「こどおじ」&「ニート」からの脱却のために

前段の「こどおじ」の中でもニート層の人は割合的には多くないことを指摘しました。

・・が多くないと言っても現実には男女合わせて15万人の実家に居続け、かつ経済的に親に頼る「こどおじ」・「こどおば」の人がいることになります。

これらは「こどおじ」で「ニート」(あえてここでは単なる「こどおじ」と呼ばず「こどおじ」&「ニート」と呼んでみます)=「8050問題」と言われます。

これは「80代の親と引きこもりの50代のこども」を指す言葉です。

「こどおじ」&「ニート」が増えた原因は、次のようなパターンです。

学校を出てきちんと就職する→自分のいる場所じゃないなと感じて退職→これを繰り返し職場を何回も変える→気づくといい年になっていて、就職先もなくなる→実家に引きこもる

必然的に引きこもり始めた年齢は高くなり「こどおじ」&「ニート」の出来上がりです。

ただ「こどおじ」&「ニート」のすべての人が生活困窮者という訳でありません。

「こどおじ」&「ニート」であっても実家が裕福で資産家であれば問題なく生きていけます。

私は以前、会計事務所に勤めていました。

確定申告時には「こどおじ」&「ニート」の40代以上のこどもに専従者として給料を出していた資産家の人が何名かいました。

専従者とは個人事業主と家計が同じである家族従業者のことを言います。

仕事といっても大概は所有している不動産であるアパートやマンションの入退出管理です。

実際にはほとんど何もしていないに等しいのです。

それでも月10万くらいのお給料をもらえて、かつ生活費は親もちです。(正確には月83,300円(年999,600円をもらってる方が多い。なぜならその額だと社会保険・所得税・住民税がかからないからです。この手法はよく使われています。)

このように親が資産家であれば十分生きていけます。

問題は「こどおじ」&「ニート」が普通のサラリーマンのこどもだった場合です。

まさに8050問題で、親は退職金の取り崩しと年金で暮らしている状態です。

親は自分たちが死んだら残った子供が困ると、生活費を切り詰め貯金しながら生活をする。

そういえば以前、こんな事件がニュースになりました。

「親が亡くなっていたのに、年金を受け続けるために死体を家屋内に隠していた50代の男」

こうなると悲劇以外のなにものでもありません。

いっそのこと「こどおじ」状態を肯定的にとらえてみよう

ここまで「こどおじ」状態を否定的にとらえてきましたが、ここからは「こどおじ」状態を肯定的に考えてみましょう。

精神的、経済的に親に負担をかけないのなら「こどおじ」状態もけっして非難されるものではないからです。

まずは経済的に自立することがスタートです。

今ではネット環境さえあれば仕事もあまり人と交じわることなく、自宅ですべてを完結できるものが沢山あります。

例えばYouTubeのゲーム実況で10万超のフォロワーがいるひきこもりの中年者。

実に年収1000万超の人もいます。

上は極端な例ですが、ブログのアフィリエイトでも生活できるくらいに稼いでいます。

経済的に自立すれば自分の立場を他人からどうこう言われる筋合いはありません。

要は必要以上に自分に引け目を感じないことです。

それは一つのライフスタイルなのです。

親と同居しながら独立した生活をしていくことは可能です。

必要な時にはお互い協力しあい、共同生活をしている感覚で生活してみましょう。

 

年齢
スポンサーリンク
シェアする
KEIITOをフォローする

コメント

error: Content is protected !!