「デート代は割り勘でいいよね?」
「え…?男性が払うものじゃないの?」
一人暮らし男性と実家暮らし女性のカップルが直面する金銭感覚の衝突は、単なる「どちらが奢るか」問題ではない。そこには、「生活費という重し」があるかないかで生まれる根本的な価値観の断絶が横たわっている。
実際、世間でもカップルの金銭感覚のズレは上手くいかないと考えている人が多い。
【一人暮らし男性の「家賃フィルター」】
たとえば毎月7万円の家賃を払っている男性にとって、金銭感覚は必然的に「生存モード」になる。
- 飲み会5,000円=光熱費1ヶ月分
- ディナー8,000円=通信費+食費の1週間分
- 誕生日プレゼント3万円=家賃の半分
「奢る余裕がない」というより、「この支出で1週間生き延びられるか」という計算が脳裏をよぎる。実家暮らし女性が「ケチ」と感じる言動の裏側には、こうした切実な生活コスト計算がある。
【実家暮らし女性の「経済的盲点」】
家賃0円の環境で育った女性には、男性の次の行動が不可解に映る。
- 「コンビニコーヒーを我慢する」→「150円くらい出すよ?」
- 「外食よりスーパーでお惣菜」→「せっかくのデートなのに…」
- 「遠距離恋愛は交通費が…」→「新幹線ぐらい乗りなよ」
特に危険なのは、「男性の貯金残高」を実家の生活水準で推測してしまうこと。実家暮らし女性の父親が「月50万円収入」なら、彼女は無意識に同年代男性も「手取り30万円くらいはあるだろう」と期待してしまう。
確かに近年、新入社員の初任給が30万(額面)超えるというニュースが流れている。でもそんなの一部の一流上場会社の話。普通は入社5,6年でやっと額面がその金額だ。
【衝突事例1:誕生日プレゼント編】
<実家暮らし女性の期待>
一緒に雑誌を見てて、このバッグいいなーとさりげなくアピールしたけど気づいてくれたかな?と付き合い始めての誕生日に3万円くらいのバッグを期待している。
(根拠:父が母に毎年5万円のアクセサリーを贈っている)
<一人暮らし男性の現実>
「今月の家賃+カードの引き落とし額を見て絶望→5,000円の花束」その花束代でさえ2日分の食費を削ったものだ。
<結果>
女性「・・・」(花束の後にプレゼントがあると思っていたのに)「私のことどう思ってるの?」
男性「(通帳の出入金と残高を見せたいが我慢)」
【衝突事例2:旅行計画で露呈する金銭感覚の差】
<実家暮らし女性のプラン>
年が明けて「今年のGWにハワイ旅行行こうよ! 航空券は早割で今なら20万少し超えるくらいで行って帰ってこれるよ」
(根拠:ボーナス時期に親から20万円援助があるのがデフォルトだから今なら手持ちもある)
<一人暮らし男性の頭の中>
「家賃と固定費を引くと月2万5,000円しか貯められない→8ヶ月は我慢必要」そもそも貯金なんて1円もないし・・・旅行に20万なんて使ったことない!
<衝突ポイント>
女性「今手持ちがないんだったらクレカのボーナス払いでいいじゃん」
男性「・・・・」
【衝突事例3:交際費の「見えない負担」問題】
<実家暮らし女性の習慣>
・美容院(月1回15,000円)「ママと一緒だからだしてもらう」
・エステ(月2回10,000円)「親のカード家族プラン」
<一人暮らし男性の誤算>
「さすがに身の回りのことは自己負担だと思ってたが、そこまで親負担とは・・」
→交際半年後、彼女が「ママがネイル代、くれなかったの!」と憤慨している様子で発覚
<核心>
実家の暗黙のサポートが「デフォルト」化しているため、
女性自身も「それが普通」と錯覚していたケース
【究極の選択】
ただどうしても金銭感覚の溝が埋まらない場合、究極の選択をする時期が来るかもしれない。二人の関係を続けたいなら、どちらかが覚悟を決める必要がある。
男性側としてはいきなり収入が増える可能性はほとんどない。今の職場や学校が実家から通うことが可能であれば実家に戻るという選択肢もある。(その代わり、これまでのように自由な時間は減る)
また実は一人暮らしの生活で無駄な支出があるかもしれない。一度きちんと見直してみることも必要だ。
女性も可能であれば(半年くらいの間)親の補助なしで一人暮らしを経験してみるといいかもしれない。自由と引き換えに我慢することも大切だ。
まとめ
カップルにとって金銭感覚のズレは大きな問題であることは間違いない。逆に考えると、この問題をクリアできるのであれば、他には大した障害は残っていないということでもある。
そのためには、「価値観の差」を「補完関係」に変えるのが最善策だ。次に「それ高いよ」と言われたら、逆に「じゃあどうすれば実現できるのか?」と考えてみよう。
- 男性の「コスト感覚」が女性の浪費を抑制
→ 実家を出る時の貯金が加速度的に増える - 女性の「親リソース」が男性の生活水準を向上
→ 実家の余剰食材やお下がりで男性の支出削減 - 共通の目標ができる
「2年後に同棲するなら、今から家賃分を二人で貯金」
まずは上に書いたように共通の目標を設定したり、お金の収支を明確にしたりすることが大事なことだ。次に、お金のことについて我慢せずに率直に相手にオープンかつ誠実なコミュニケーションを取ること。これらを繰り返していくうちに2人の間に共通の価値観が生まれることになる。
コメント